• 2024/12/17
  • 2024/12/24

理想の営業スタッフになれる人、苦戦し続ける人

理想の営業スタッフになれる人、苦戦し続ける人

経営者や営業マン向けの営業サポートコンサルティングを行っている菊原と申します。「対人恐怖症」にまで陥りながらも新たな営業スタイルを確立してトップ営業マンになった私の営業の考え方をシリーズで配信していきます。

第19回目の今回は「理想の営業スタッフになる方法」をテーマにお話し致します!!

新型コロナウイルスの影響で営業方法が従来から様変わりしている中で、営業方法に迷うことが増えてきた方に少しでもお力になれば嬉しいです!

”理想の営業スタッフ像”を答えられる人はほとんどいない

あなたは”理想の営業スタッフ像を持っていますか?”と聞かれたらどう答えますか?
すぐに明確な答えが出た人はきっと成績のいい人でしょう。

この質問に明確に答えられる人は多くはありません。
ほとんどの人が「まあ、困らない程度に契約が取れれば」といった感じです。
こういった人たちはこれからも苦戦し続けるのです。

営業研修でこのテーマで考えて頂きます。
実際、明確に出てくる人は10人に一人程度しかいません。
その一人も「このエリアでトップ営業スタッフになりたい」といったものです。
何も出てこないよりはマシですが、これでは不十分です。

個人コンサルティングを受けて頂く人でさえ「なかなか言葉で表すのが難しいです」と言ったりします。
コンサルティングを受けるというのは意識の高い営業スタッフです。
そんな人たちでも理想像をハッキリ答えられないのです。

結果を出している人は”理想の営業スタッフ像”を1日に何度もインプットしている

その一方、結果を出している営業スタッフは具体的な”理想の営業スタッフ像”を持っています。

  • お客様から必要とされる営業スタッフ
  • 自然に紹介が発生する営業スタッフ
  • 心から感謝される営業スタッフ

などなど。

このような理想像を持っており、聞かれたらすぐに答えられます。
なぜ即答できるのでしょうか?
その理由は”常にインプットしているから”です。

理想の営業スタッフ像があったとしても1度や2度のインプットでは効果はありません。
すぐに記憶の彼方に消え去ります。
とにかく繰り返し刷り込むことが重要になってきます。

知人の営業スタッフは「理想の営業スタッフ像を墨で書いて写真を撮り、スマホに待ち受けにしている」と言っていました。
これならスマホを見るたびにインプットできます。
もちろんこの知人はいい結果を出しています。

また別の営業スタッフは「紙に書いたものをベッドサイドに張り付けて、寝る前と起きた時に口に出している」と言います。
繰り返せば繰り返すほど、どんどん理想に近づいていくのです。

理想像をバージョンアップさせる

理想の営業スタッフ像のインプットの回数が多ければ多いほど近づいています。
せっかくインプットするなら、理想の営業スタッフ像をより明確にバージョンアップさせて欲しいです。

【例】お客様から必要とされる営業スタッフ
     ↓
★バージョンアップ版
お客様から「ぜひ相談にのって欲しい」と月に5回以上連絡が入る営業スタッフ

このようにお客様からの言葉や数字を入れるのです。
具体的になればなるほど現実化していきます。

トップ営業スタッフはインプットする時間も決めている

理想の営業スタッフ像をバージョンアップさせ、それを1日5回、10回とインプットしていきます。

さらにダントツのトップ営業スタッフを目指すなら”インプットする時間”を決めて欲しいのです。
私は時間術の研修で「目標を現実化させたいなら朝のスタートをしっかりとデザインする必要がある」と考えています。

“朝の時間をデザインする”というのは、起きてからの行動を細かく決めるということです。
例えばこのような感じになります。

  1. 覚ましで起きたら3秒以内にベッドから出る
  2. 伸びをしながら「よく寝たぞ、今日はいい日になりそうだ」を言う
  3. トイレで「お客様から「ぜひ相談にのって欲しい」と月に5回以上連絡が入る営業スタッフになるぞ」と言う

といった感じです。
これをルーティーン化させてください。
これが習慣化した時、間違いなく結果が出始めます。

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朝のルーティーンでトップ営業スタッフになった知人

トップ営業スタッフの知人は「朝の”トップ営業スタッフ像のインプットのルーティーン”をするようになってから結果が出るようになりトップになった」と言っています。

彼は朝目覚めたら「よっし、今日もやるぞ」と言ってベッドから飛び起きます。
この一言でモチベーションが上がります。
続いて「お客様から感謝され毎月紹介が3件以上出る営業スタッフになる」とインプットします。

すると自然に「そのために今日何ができるかな?」と思うようになるといいます。
こうなるとポジティブなアンテナが立つようになります。
するとテレビや家族からの会話からも「そうか、もっと分かりやすく説明をした方がいい」などとヒントに気がつきます。
自ら語る、セルフトークでその日をいい方向に導くのです。

朝いちのポジティブな言葉でモチベーションを上げる

朝起きたらまずはポジティブな言葉を発するようにしてください。
その後“理想の営業スタッフ像”を口に出して言うのです。
これを毎日行うことでモチベーションは上がります。

目標はちょっと高いくらいでちょうどいいのです。
はじめこそ「ちょっと無理なのでは」といった感じがすると思いますが、1週間もしないうちに「なんかなれそうだ」といった気分になってきます。
人はこうして成長していくのです。

まずはあなたの理想の営業スタッフ像を考えて書き出してください。
そして朝起きた時に唱えるようにしましょう。
これを続けていれば、気づいたときに理想通りの営業スタッフになっていることでしょう。

「稼げる営業マン」と「ダメ営業マン」の習慣

「稼げる営業マン」と「ダメ営業マン」の違いは、ズバリ『些細な習慣の違い』です。
小さな習慣や考え方、行動の違いから稼げる営業マンを目指すための本です。
7年間のダメ営業マンから稼げる営業マンに変わった経験を持つ私からの50項目のメッセージです。

1項目4ページで読み切りタイプのため、どこからでも読めます。
たった1つの習慣が変わっただけで流れが変わります。
これをきっかけにして、ぜひ稼げる営業マンになってください。

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Amazon.co.jp: 「稼げる営業マン」と「ダメ営業マン」の習慣: 菊原 智明

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菊原 智明(きくはら ともあき)

PROFILE

営業サポート・コンサルティング(株)代表取締役

菊原 智明(きくはら ともあき)

群馬県生まれ。大学卒業後トヨタホームに入社し、営業の世界へ。「口ベタ」、「あがり症」に悩み、7年もの間クビ寸前の苦しい営業マン時代を過ごす。「対人恐怖症」にまで陥るも、“訪問しない”“お客様に望まれる”営業スタイルを確立。突如、顧客の90%以上から契約を得て4年連続トップの営業マンに。約600名の営業マンの中においてMVPを獲得。
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