【必読!グローバル市場攻略】最新エンゲージメント調査から導く6つの成功戦略ー電通B2Bイニシアティブ

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【必読!グローバル市場攻略】最新エンゲージメント調査から導く6つの成功戦略

【必読!グローバル市場攻略】最新エンゲージメント調査から導く6つの成功戦略

世界のIT意思決定者が回答した調査

テクノロジーの進化に伴い、企業がビジネス目標を達成するための手段がますます多様化しています。顧客体験の向上、内部プロセスの効率化、新たな収益モデルの構築などがその一例です。

特に近年注目されているのがAI技術の導入です。新技術を活用するには多くの課題が伴いますが、IT意思決定者にとって、信頼できる情報をもとに最適なソリューションを選択することはこれまで以上に重要となっています。

このような背景の中で、グローバル展開をするIT製品やサービスを扱うマーケティング担当者に求められるのは、顧客に響く効果的なコンテンツの提供と適切なコミュニケーション方法の理解です。

Foundryが実施した最新の調査では、800名以上のグローバルIT意思決定者(北米41%、EMEA14%、APAC42%)を対象に、顧客エンゲージメントに関する貴重なデータが集まりました。本記事では、この調査結果をもとに、日本企業が海外のバイヤージャーニーを理解し、顧客エンゲージメントを強化するために役立つ6つの重要なポイントを紹介します。

顧客との信頼構築を目指し、有益な情報を提供する

Foundryの調査によると、72%のIT意思決定者が購買プロセスの各段階で有益な情報を提供する企業を選ぶ可能性が高いことが明らかになりました。どの地域でも価値のある情報提供が信頼構築の基盤となりますが、特に競争が激しい市場では、一貫したメッセージが企業の成功を左右する要因となります。

日本企業がグローバル市場で信頼を勝ち取るためには、単に製品を売り込むのではなく、現地のニーズや文化に応じた一貫したメッセージングが不可欠です。特に、企業のビジョン、社会的責任、持続可能性に対する姿勢が現地顧客の意思決定に大きな影響を与えるため、これらを戦略に組み込むことが重要です。

 

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質の高いコンテンツで、グローバル市場における専門性を示す

87%の調査対象者が「質の高いコンテンツを見つけるのに苦労している」と回答しています。これは、表面的なマーケティングやバズワードが信頼されず、実用的で信頼性の高いコンテンツが求められていることを示しています。

特に技術的な強みや専門性が重要視される市場では、これらの要素をしっかりアピールすることが信頼の構築に直結します。グローバルではまだ知名度がなくても、技術の詳細や実績に基づいたコンテンツを積極的に発信し、顧客の課題に対する具体的なソリューションを提示することで、国際市場での信頼を高めることができます。

単なる製品スペックの紹介にとどまらず、具体的な成果や実績を強調することが重要です。

 

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購入プロセス全体で信頼されるコンテンツを提供する

IT意思決定者は、製品テストレビュー製品デモ技術に関するニュースといったコンテンツを信頼しています。これらのコンテンツは、購入プロセス全体で重要な役割を担います。

実際に74%の意思決定者が、「コンテンツが整理されていて理解しやすく提示されている場合、より積極的にその内容に関与する」と回答しています。

日本企業がグローバル市場で成功するためには、単なる情報提供ではなく、一貫性があり、分かりやすく整理されたコンテンツの提示が求められます。顧客の各購買段階に応じて適切なコンテンツを提供することで、信頼関係を強化しましょう。

 

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導入事例の活用で、グローバルな信頼を獲得する

74%のIT意思決定者は、「同業者や仲間が使用している技術・ソリューションを優先的に採用する傾向がある」としています。この傾向はグローバル市場全体に共通しており、ローカルでの成功事例を効果的に紹介し、信頼を得ることが顧客の購買意欲を高める最も効果的な方法です。

新規市場に進出する際には、信頼性を高めるための「事例紹介」が非常に重要です。日本企業は海外市場での導入事例を収集し、それを基にしたマーケティング活動を展開することで、現地顧客との信頼関係を強化できます。

 

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広告を効果的に活用し、購買を喚起する

調査では、98%近くのIT意思決定者が「適切なタイミングでの関連性の高い広告によって購買意欲が喚起された」と回答しています。特に現地市場に適したメッセージングと、現在の課題に即した内容を含む広告が、消費者の反応を引き出すための効果的な手段となっています。

広告の成功には、ターゲット市場に対する深い理解と、正確なタイミングでのアプローチが不可欠です。日本企業が広告戦略を展開する際には、現地の文化や消費者行動を反映させたクリエイティブなアプローチを採用することが求められます。

 

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迅速かつ現地に合わせた営業フォローアップを行う

調査によると、IT意思決定者の多くは、情報リクエストに対するフォローアップを17.5時間以内に受けることを理想としています。特に若い世代は、より即時の対応を求める傾向が強まっています。

日本企業がグローバル市場で効果的に顧客エンゲージメントを強化するためには、スピードとともに、各市場の文化や期待に応じた柔軟な対応が重要です。米国市場では迅速さが重視される一方、ヨーロッパやアジア市場では丁寧さや配慮が求められます。現地に適したフォローアップ体制を整えることで、信頼関係をさらに強固にできます。

 

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信頼できるデータでマーケティングを成功へ

グローバルレベルでマーケティングの成功を勝ち取るためには、質の高いコンテンツと信頼できるデータを基盤としたエンゲージメント戦略が不可欠です。これらの要素を取り入れ、今すぐ次の一手を打つことで、競争の激しい国際市場でも確実に成功を収めることができるでしょう。

 

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Foundry

Foundryは電通B2Bイニシアティブの協業パートナーです。
CIO.comやComputerWorld といった受賞履歴のあるIT専門メディアブランドを擁するFoundryは、ジャーナリズムから築かれたデータをテクノロジーで運用し、クライアントの国内外BtoBマーケティング施策をブランド認知・リードジェン・インテントデータの提供から、イベント企画と運営、メディアブランドの活用など、多方面から総合的にサポートしています。