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SEOとは?検索エンジンの最適化がWebマーケティングで果たす役割

 「インターネット検索でキャンペーンサイトを上位表示させたい」
「自社サイトからの顧客流入を増やしたい」

このようなWebマーケティング担当者のソリューションとしてSEOがあります。SEOはWebマーケティングを成功に導くために重要な戦略です。SEOへの理解を深め、インターネットにおける自社サイトのプレゼンスを向上させましょう。

本記事ではSEOの概要や評価基準、導入プロセス、対策のポイントについて詳しく解説します。皆様のWebマーケティングの成功にお役に立てる情報となれば幸いです。

SEOとは?

SEOとはSEO(Search Engine Optimization)はWebサイトが検索エンジンの結果ページでより高い位置に表示されるようにするための技術/戦略です。

1990年代のインターネット黎明期にSEOの試行は始まります。検索エンジンが多数存在していたため、それぞれの特性を理解することが必要でした。初期のSEOはキーワードの詰め込みやメタタグ操作など、検索エンジンのアルゴリズムを利用した手法です。

2000年代に入るとGoogleが日本に進出してきます。Googleは悪質なSEO手法を排除するためにアルゴリズムを頻繁に更新するようになります。そこでユーザー体験を重視したSEOが求められるようになります。

2010年代、Yahoo!JAPANがGoogleの検索エンジンを採用したことで、SEOは事実上Google対策と同義になります。

2023年現在、SEOは企業のWebマーケティングを成功させるために極めて重要な手段として広く認識されています。モバイルフレンドリーや画像/音声検索などにも対応し、SEOは進化し続けます。

SEOがWebマーケティングで果たす役割

 

•    視認性とブランド認知度の向上
•    Webサイトへのトラフィックの増加
•    コンバージョン率の向上
•    ユーザーエクスペリエンスの改善
•    企業の信頼性と権威性を強化

視認性とブランド認知度の向上

SEOはWebマーケティング戦略の一部として、ブランドの成長と成功に向けて重要な役割を果たします。

特定のキーワードに対する検索結果でWebサイトが上位に表示されることによって、ユーザーとの接触機会が増え、ブランドの露出が大幅に増加します。

ユーザーがブランドや製品について知る機会が増えることで、製品やサービスへの関心を引き出します。

Webサイトへのトラフィックの増加

SEOはWebサイトの認知度を高めるだけでなく、オーガニックトラフィック※1を増加させる役割も果たします。

特定のキーワードに対する検索エンジンのランキングを向上させることで、そのキーワードを検索するユーザーがWebサイトを訪れる確率が高まります。例えば、「自転車の修理」というキーワードで上位にランクインすることで、自転車の修理を必要とするユーザーがそのWebサイトを訪れる可能性が高まります。

※1 オーガニックトラフィックは検索エンジンの検索結果ページからWebサイトへの流入です。

コンバージョン率の向上

SEOは適切なキーワード選択とコンテンツの最適化を通じて、Webサイト訪問者が目的の行動をとる確率を高めます。コンバージョン率は訪問者が目的の行動(製品の購入、メーリングリストへの登録など)をとる確率です。

例えば、オンラインストアが特定の製品ワードにフォーカスしたSEOを実施した場合、製品を探しているユーザーがストアを訪れ、購入に至る確率が高まります。

ユーザーエクスペリエンスの改善

SEOはWebサイトを使いやすくする役割も果たします。ページのロード時間を短縮することで、ユーザーは情報に素早くアクセスでき、待ち時間のストレスを軽減できます。スマートフォンからのアクセスが増える現代において、モバイルフレンドリーなサイトデザインは快適なユーザー体験を提供します。

直感的なナビゲーションはユーザーが求める情報を効率的に見つけだすことをサポートし、サイト内でのロスト(迷いや混乱)を防ぎます。ワード検索フォームの設置も有効です。

企業の信頼性と権威性を強化

SEOは企業Webサイトの信頼性と権威性を強化し、検索エンジンから高い評価を受けるための基盤を築きます。信頼性と権威性を強化は関連性の高い他Webサイトからのバックリンク※2獲得、専門的なコンテンツの作成/掲載、ユーザーエクスペリエンスの最適化によって達成されます。

これらの取り組みは企業のオンラインプレゼンスを強化し、ビジネスの長期的な成功に寄与します。

※2 バックリンクは他Webサイトに設置された本Webサイトのリンクです。

SEOの取り組み

 

•    オンページSEO(内部施策)
•    オフページSEO(外部施策)
•    テクニカルSEO

オンページSEO(内部施策)

オンページSEOはWebサイトの内部要素に焦点を当てた対策を指します。キーワード配置、価値あるコンテンツ、メタデータ、適切なURL、内部リンキングなど、多くの要素から成り立ちます。

キーワードはページのコンテンツの象徴を示し、オリジナルのコンテンツはユーザーに価値を提供します。メタデータはページ内容の理解を助け、短く意味のあるURLは検索エンジンのインデックスを支援します。内部リンキングはサイト構造とページ間の関連性を明確にします。これらの試行全てがユーザーエクスペリエンス向上につながり、検索エンジンからの評価を高めます。

オフページSEO(外部施策)

オフページSEOはWebサイトの外部で行われるSEO対策のことです。他のWebサイトからのバックリンクの取得、ソーシャルメディアでのブランド露出、オンラインでのブランディングなどの手段を用います。

特にソーシャルメディアマーケティングやインフルエンサーマーケティングは、オフページSEOの一部としてWebサイトの検索ランキング向上に役立ちます。

テクニカルSEO

テクニカルSEOはWebサイトの「技術的」要素に焦点を当てた対策です。サイトのロード速度、モバイルフレンドリーなデザイン、SSL証明書の有無、サイトの構造(サイトマップ)、404エラーページの管理などが点検項目となります。

テクニカルSEOは検索エンジンがWebサイトをクロールし、ランク付けするプロセスに影響を与えます。

Webサイト評価のシステム

•    クロール(crawl)
•    インデックス(Index)
•    検索クエリ(Search Query)

クロール(crawl)

クロールは検索エンジンがWebサイトの内容を理解し、評価するための基本的なプロセスです。クローラー(スパイダー/検索ロボット)がWebサイトの各ページを訪れ、内容を解析します。

SEO担当者はメタデータ(タイトルタグやメタディスクリプション)、サイトマップの作成、Webサイトの定期的な更新などのクロール対策を実施します。

クロールされたくないページを設定することも可能です。例えばプロフィール情報ページのURLを「robots.txt」ファイルに記述し、クローラーにスキップするように指示します。

インデックス(Index)

インデックスは検索エンジンがクロールしたWebサイトの情報を保存し、検索結果を生成するためのデータベースのことです。

ユーザーが特定のキーワードで検索を行ったとき、検索エンジンはインデックスから関連性と品質に基づいてページを選出し、検索結果を生成します。

検索クエリ(Search Query)

検索クエリはユーザーが検索エンジンに入力するキーワードまたはフレーズです。検索エンジンは検索クエリを使用してインデックスから関連するWebサイトを検索します。

SEO担当者はキーワードリサーチやコンテンツの最適化によって検索クエリ対策を行います。キーワードリサーチはユーザーが使用する可能性のあるキーワードを特定するプロセスです。コンテンツの最適化は検索クエリに対応するコンテンツ作成です。キーワードをページ内に適切に組み込んでいきます。

SEOで重視される評価基準とは?

主要な検索エンジンであるGoogleのWebサイト検索基準について解説します。高評価項目だけでなく、低評価を下される基準についても理解を深めていきましょう。

Google検索品質評価ガイドライン(General Guidelines)

Google検索品質評価ガイドラインはWebページの品質を評価するための基準を記した文書です。このガイドラインはGoogleの検索品質評価者※3向けに作られており、Webページの品質評価に一貫性を付与します。

ガイドラインはGoogleの検索アルゴリズムそのものを説明しているわけではないため、その点には注意が必要です。また、更新される情報であるということも認識しておかなければなりません。Googleは2022年12月に最新の検索品質評価ガイドラインを発表しています。

一方でSEO担当者はこのガイドラインを参考にしてWebサイトを最適化することができます。ガイドラインはSEOを進める上で有効な資料であることは間違いありません。

※3 検索品質評価者(Search Quality Raters)はGoogleの外部委託業者です。Googleの検索結果の品質を評価する役割を果たします。

優先すべき評価基準

•    E-E-A-T
•    YMYL
•    ユーザーエクスペリエンス

Google検索品質評価ガイドラインが具体的に示す評価基準を解説します。特にE-A-Tは2022年末のアップデートでE-E-A-Tとなっており、新たなSEO対応戦略を得る上で認識しておくべきポイントとなっています。

E-E-A-T(経験・専門性・権威性・信頼性)

E-E-A-T※4は、Googleの「検索品質評価ガイドライン」で強調されている評価基準です。E-E-A-Tを優先することで、Webサイトは検索エンジンからの信頼を獲得し、検索結果ランキングの向上が期待できます。

E-E-A-Tの具体的な試行として、実体験に基づいたコンテンツの提供、作者の資格や経歴の明記、信頼性の高いソース表記、プライバシーポリシーページの設定などがあります。

※4 E-E-A-TはExperience(経験)、Expertise(専門性)、Authoritativeness(権威性)、Trustworthiness(信頼性)の略です。

YMYL(Your Money or Your Life)

YMYL(Your Money or Your Life)はユーザーの生活や財産に大きな影響を及ぼす可能性のあるコンテンツ/ページです。Googleが独自に設定した概念となります。誤った情報はユーザーに重大な結果をもたらす可能性があるため、特に厳格な評価基準が適用されます。

具体的には金融サービス、医療/健康、法律分野など、重要な決定を下すための情報を提供するページが対象となります。

YMYLページの評価では情報の正確さと最新性、情報源の信頼性、透明性(例えば、作者の情報や引用元の明示)などが重視されます。また、ユーザーのフィードバックやレビューも評価の対象となります。

ユーザーエクスペリエンス

ユーザーエクスペリエンス(User Experience、UX)はユーザーがWebサイトを使用する際の感じ方や体験です。Webサイトの使いやすさ、情報の見つけやすさ、魅力的なデザイン、技術的なパフォーマンス(ロード時間など)など、多くの要素によって形成されます。

Webサイトのロード時間の短縮、モバイルフレンドリーなデザイン、直感的なナビゲーションなどが具体的な対策として挙げられます。

2022年12月にGoogleの検索品質評価ガイドラインが更新され、新たに「Experience(経験)」が追加されています。SEOを進めるうえで優先すべき対策です。

注意すべき低評価基準

•    単純なページ量産
•    使いにくいサイト構成
•    反社会的情報

単純なページ量産

単純なページ量産はページを多く生成することで検索エンジンのインデックスを占める試みです。SEOの観点から見て低評価の基準となります。量産ページは低品質なコンテンツや重複したコンテンツとみなされます。

例えば、Eショップなどで同じ商品を色ごとに別々のページを作成する場合があります。それぞれのページのコンテンツがほとんど同じであれば、単純なページ量産と見なされ、検索エンジンから低評価を受ける可能性があります。

検索エンジンはユーザーに最も関連性の高く、価値のある情報を提供することを目指しています。単純なページ量産はその目的に反します。

使いにくいサイト構成

使いにくいサイト構成はユーザーエクスペリエンスを著しく損なう可能性があり、結果的に検索エンジンの評価を下げる要因となります。

例えば、Webサイト内のナビゲーション不全、ページ読み込みの遅延、頻繁な404エラーなどには対策が必要です。ユーザーがWebサイトでの体験を不快に感じ、サイトを早期に離れる可能性があります。

反社会的情報

SEOを進める上で反社会的情報の掲載には細心の注意を払う必要があります。検索エンジンはユーザーの利益を最優先に考え、有害な情報を提供するWebサイトを排除します。

違法な薬物の販売を促進する情報や、ヘイトスピーチ、誤った医療情報などが反社会的情報の一例となります。これらの情報を含むサイトはユーザーに害を及ぼす可能性があり、社会全体に悪影響を及ぼす可能性があるため、検索エンジンから厳しく評価されます。

検索エンジンはユーザーに安全で信頼性の高い情報を提供することを目指しています。反社会的情報を含むWebサイトは検索結果のランキングでペナルティを受けるリスクを負います。ペナルティの形は様々です。検索結果のランキング低下、ページのインデックス削除、あるいは最悪の場合、サイト全体のインデックス削除となることもあります。

SEO対策の展望

•    技術革新に対応
•    社会情勢に対応
•    ユーザビリティに対応

優先すべき評価基準と注意すべき低評価基準を踏まえて、評価基準の展望について解説します。検索エンジン自体のアップデートはもちろん、イノベーションや社会情勢なども考慮した対策が必要となります。

技術革新に対応

GoogleはすでにAIと機械学習を一部使用して検索機能を強化しており、2023年2月には「Google Search's guidance about AI-generated content」というブログを公開し、AIが生成するコンテンツに関するルールとベストプラクティスを公表しました。AIとともに次世代のコア技術とされる量子コンピューティングやXRにもSEOは対応を迫られます。

社会情勢に対応

社会情勢の変化もSEOの展望に影響を与えます。新型コロナウイルスのパンデミックではYMYLの重要性が一層認識されるようになりました。金融サービス、医療/健康、法律分野の情報は社会情勢や時代の価値観と共に変化します。Webサイトに掲載されるコンテンツには正確さと最新性、情報源の信頼性、透明性が引き続き求められます。

ユーザビリティに対応

モバイル検索、音声検索、画像検索など、新たな検索方法の出現はSEOの戦略を多様化させます。すでにスマートスピーカーで商品検索から購入まで行えるサービスもあり、音声検索などは一般化されつつあります。大切なのはユーザビリティの追求です。様々な検索方法に対応したSEOを目指しましょう。

SEO対策のプロセス

SEO対策のプロセス1.    既存サイトのSEO評価
2.    キーワードリサーチ
3.    オンページSEO
4.    テクニカルSEO
5.    オフページSEO
6.    コンテンツ戦略
7.    パフォーマンスのモニタリングと調整

ここで解説する一連のSEOプロセスは一般的なものです。企業戦略やリソース制限に合わせて手順の調整を行うことが大切です。

電通B2Bイニシアティブは企業ごとに最適化されたSEO導入をサポートいたします。ぜひ、お気軽にご連絡ください。

既存サイトのSEO評価

最初に既存WebサイトのSEOパフォーマンスを評価するための評価/分析が行われます。検索エンジンのランキング、Webサイトの構造、ユーザーエクスペリエンス、コンテンツの品質、技術的なSEO要素(メタタグ、URL構造、リンク構造など)の項目を点検していきます。

既存サイトの問題点を洗い出し、改善点としてチームで共有し、SEOの方向性を決定しましょう。

キーワードリサーチ

キーワードリサーチはSEOプロセスの基礎です。適切なキーワードを特定することで、目標とするオーディエンスがWebサイトにアクセスしやすくします。キーワードリサーチでは業界やニッチの検索ボリューム、競争レベル、そして検索意図を考慮することが大切です。

適切なキーワードを特定してWebサイトのコンテンツに適切に組み込むことで、SEOの効果を最大化することができます。

オンページSEO

オンページSEOはWebサイトの各ページが効果的にクロール/インデックスされることを図るプロセスです。メタデータの設定、ヘッダータグの最適化、URL構造の改善、内部リンクの配置、そしてコンテンツの品質の確保などを実施します。

メニュー/カテゴリー設定し、サイト内循環を高める工夫も追求しましょう。サイト制作者情報、プライバシー情報の掲載はサイトの信頼性を高め、検索エンジンに対するアピールとなります。

テクニカルSEO

テクニカルSEOはWebサイトの基盤となる技術的な側面を最適化することです。オンページSEO同様、検索エンジンがWebサイトを効率的にクロール/インデックスするのを助けるプロセスです。

Webサイトのロード速度の最適化、モバイルフレンドリーな設計、サイトマップの作成、robots.txtファイルの設定、そしてSSL証明書の導入などに取り組みます。

オフページSEO

オフページSEOはWebサイト外部で行われるSEOプロセスです。バックリンクの獲得、ソーシャルメディアでのプロモーション、インフルエンサーマーケティング、他ブログへの投稿などが主な手段です。

一方で、スパム的なリンク作成やリンクの購入など、不自然なリンク獲得はGoogleによってペナルティを受ける可能性があります。細心の注意を払いましょう。

コンテンツ戦略

コンテンツはキーワード戦略と密接に関連しており、ページに適切なキーワードを含めることで検索エンジンのランキングを向上させることができます。コンテンツ戦略をしっかり立てて実行していきましょう。

コンテンツは検索エンジンがWebサイトを評価する際の主要な要素です。ユーザーがWebサイトを訪れる理由を提供し、滞在時間を延ばし、再訪を促す役割を果たします。

ブログ記事やホワイトペーパーなど掲載し、専門性を高め、ユーザーのタイムリーなニーズに対応させましょう。

パフォーマンスのモニタリングと調整

パフォーマンスのモニタリングと調整はSEO戦略の成果を評価し、必要に応じて戦略を調整するためのプロセスです。Google AnalyticsやGoogle Search Console、その他の分析ツールを使用して、Webサイトのトラフィック、検索エンジンのランキング、コンバージョン率などのKPI※5を定期的に追跡/分析します。

このプロセスはSEO戦略の進捗状況を確認し、必要な改善点を特定するために不可欠です。例えば、特定のキーワードでのランキングが低下している場合、原因の特定をしてコンテンツ戦略、テクニカルSEOを調整していきます。

また、検索エンジンのアルゴリズムは逐次更新されるため、最新のSEOトレンドに対応するための調整も必要となります。

※5 KPI(Key Performance Indicator:重要業績評価指標)は組織の目標を達成するための指標です。

SEO対策のポイント

 

•    キーワードリサーチ
•    ユーザーエクスペリエンスの最適化
•    高品質なコンテンツの作成
•    定量的・定性的分析
•    持続可能なリソース配分

キーワードリサーチ

検索トレンドは常に変化するため、定期的にキーワードリサーチを見直し、最新のトレンドに対応することが求められます。

キーワードリサーチの成功はユーザーの視点を理解し、そのニーズに合わせたキーワードを選択することから始まります。競合他社がどのようなキーワードを使用しているかも調査していきます。

また、高い検索ボリュームを持つ一般的なキーワードだけでなく、特定のニッチをターゲットにした長尾キーワード※6の活用も大切です。特定のユーザーグループに対するコンバージョンが期待できます。

検索トレンドは常に変化するため、定期的にキーワードリサーチを見直し、最新のトレンドに対応していきましょう。

※6 長尾キーワード(ロングテールキーワード)は3つ以上の言葉からなる複合キーワードです。

ユーザーエクスペリエンスの最適化

ユーザーエクスペリエンスの最適化はSEO成功の鍵です。サイトデザインの直感性、明確なナビゲーション、有用なコンテンツ、ページのロード時間短縮などを追求していきます。

ユーザーエクスペリエンスの最適化はユーザーがサイトを訪れたときに好印象を与え、サイトへの滞在時間を延ばし、再訪を促します。

最適化は一度行ったら終わりではなく、ユーザーのニーズや行動の変化、技術の進歩に合わせて常に更新し続ける必要があります。

高品質なコンテンツの作成

ユーザーが求める情報を提供することはSEOを進める上で重要です。選択したキーワードに関連し、ユーザーのニーズに答えるコンテンツを作成することが求められます。

単にキーワードを詰め込むだけではなく、情報の利便性と適時性も追求していきましょう。キーワードの過剰な使用は「キーワードスタッフィング」と呼ばれ、ペナルティの対象となります。E-E-A-Tを意識してコンテンツのブラッシュアップに努めましょう。

定量的・定性的分析

定量的分析とは数値やデータを用いて客観的に評価する手法です。具体的な数値を追跡し、分析することでSEO対策の効果を把握します。一方、定性的分析は数値化できない情報を評価する手法となります。ユーザーの感想や意見などからユーザーエクスペリエンスの質を分析します。

Google AnalyticsやGoogle Search Consoleなどのツールを活用して、訪問者数、ページビュー、直帰率、滞在時間などの具体的な数値を追跡します。また、ユーザーレビューやフィードバックを分析することで、ユーザーがサイトに何を求め、どの部分に満足/不満を感じているのかを把握します。

持続可能なリソース配分

SEO対策には企業戦略と合わせてリソース配分を的確に継続していく必要があります。専門的知識をもったスタッフの育成、最新のSEOのベストプラクティス情報の獲得と対処、魅力的なコンテンツ制作にリソースを効率的に割り振っていきます。

社内リソースに制限がある場合はアウトソーシングも有効です。アウトソーシングを活用する場合は、しっかりとSEO戦略の共有を図りましょう。

SEO対策のマネジメント

 

•    トレンドに合わせた目標の評価
•    パフォーマンス指標の追跡
•    定期的なレポート作成
•    SEOのベストプラクティスの適用
•    チームとのコミュニケーション
•    持続的な最適化

SEOマネジメントはSEO担当チームや戦略を最適化していく管理プロセスです。ここではSEOを管理する担当者/チームがSEOを成功させるために大切なポイントを解説します。

トレンドに合わせた目標の評価

最初にSEOの目標を明確に設定することが重要です。目標は具体的、測定可能、達成可能、関連性がある、時間制限のある(SMART※7)ものでなければなりません。SEOの成功を定量的に測定する基準が設定されます。

※7 SMARTは目標設定のためのフレームワークです。Specific(具体的な)、Measurable(測定可能な)、Achievable(達成可能な)、Relevant(関連性のある)、Time-bound(期限がある)の頭文字を表します。

パフォーマンス指標の追跡

SEOのパフォーマンスを監視するためにKPIを追跡します。サイトのトラフィック、ページ毎の閲覧数、バウンス率、滞在時間、コンバージョン率などが含まれます。SEO担当者/チームは定期的にKPIを把握して、改善に役立てましょう。

定期的なレポート作成

定期的にSEOのパフォーマンスレポートを作成し、SEO担当チーム内で共有することで戦略調整がスムーズにいきます。レポートは月次、四半期ごと、または必要に応じて作成され、主要なKPI、トラフィックの傾向、ランキングの変動などを詳細にカバーします。

SEO担当チーム内だけでなく、企業経営陣への報告資料としても役立ちます。社内リソースの調整時に使用します。

SEOのベストプラクティスの適用

SEOのベストプラクティスは検索エンジン最適化の効果を最大化するための一連の推奨される手法や戦略です。

SEOのベストプラクティスは検索エンジンのアルゴリズムの変更やユーザー行動のトレンドにより頻繁に更新されます。SEO担当者はGoogleの公式ガイドラインやSEO専門家からの最新のアドバイスを定期的にチェックし、それらを自社のWebサイトに適用することが求められます。

各部署とのコミュニケーション

SEOの効果を最大化するためには、各部署とのコミュニケーションが不可欠です。SEO担当チームだけでなく、マーケティング担当チーム、Web開発/保守チーム、コンテンツ/デザイン担当チームなどと積極的に情報共有を図りましょう。

前出の定期的なレポートは他部署との情報共有にも有効です。他部署からのフィードバックも大切です。

持続的な最適化

検索エンジンのアルゴリズムは頻繁に更新され、ユーザーの検索行動も変化します。そのため、SEO対策チームは常に最新のトレンドをキャッチアップし、戦略を見直し、最適化を続ける必要があります。

また、チーム内の役割分担やスキルセット、リソースの配分も見直すことで、より効率的なSEO対策が可能になります。必要に応じて、専門的な知識や技術を持つ外部のパートナーと協力することも、持続的な最適化に寄与します。

SEO対策ツール

 

SEO対策ツールはSEOへの取り組みを効率化します。キーワードリサーチ、競合分析、バックリンクの確認、サイトのパフォーマンス測定など、多岐にわたる機能を提供します。

Google AnalyticsやAdobe Analyticsはユーザーの行動やサイトのトラフィックを詳細に分析し、どのコンテンツがユーザーに受け入れられているか、どのページが最もユーザーを引きつけているかなどを把握するのに役立ちます。また、SemrushやAhrefsは競合他社のSEO戦略を比較分析し、自社の戦略を調整するのに有効です。

SEO対策ツールはそれぞれ特化した機能があります。電通B2Bイニシアティブは企業にとって最適なSEO対策ツールの導入を支援いたします。ぜひ、お気軽にご相談ください。

SEO対策導入の注意点

•    長期的な取り組みへの理解
•    専門的知識の必要性
•    リスク対策
•    コストの確認
•    万能ではないという認識

SEO戦略を進行する上でSEO対策導入の注意点を解説します。ペナルティを避け、SEOの効果を継続させていきましょう。

長期的な取り組みへの理解

SEOは即時の結果をもたらすものではありません。効果を見るためには時間が必要です。例えば、新規に立ち上げたWebサイトや投稿が検索エンジンの上位に表示されるまでには数週間から数か月以上の時間がかかることが一般的です。

上位表示に時間がかかる理由は、検索エンジンがWebサイトの評価を行うプロセスの複雑性にあります。まず、新規または更新されたコンテンツをクローラーが訪れ、その情報を検索エンジンのインデックスに追加するまでに時間がかかります。

検索エンジンはページの品質と関連性を評価し、他の何千ものページと比較してランキングを決定します。ランキングプロセスは継続的に行われ、競合他社のSEO努力や検索エンジンのアルゴリズムの変更により、表示順位は常に変動します。

専門的知識の必要性

SEO対策を行う上で専門的な知識が必要となります。Google Analyticsなどのツールを使用して得られるデータは非常に多岐にわたります。取得されたデータが何を示しているのか、どのように評価すべきなのかを理解しなければなりません。

得られたデータを基に最適化策を立案/実行するためには、Webサイトの構造やHTML、CSSなどの基本的なコーディング知識も求められます。

SEO対策は専門的な知識を必要とするため、自社での対策が難しい場合は専門のコンサルタントやエージェンシーに依頼することも一つの選択肢となります。

リスク対策

SEOを進める上で注意すべきリスクとして、ブラックハットSEOという不適切な手法が存在します。これは検索エンジンのガイドラインに反する行為で、過度なキーワードの使用、不適切なリンクの作成、重複したコンテンツの使用などが含まれます。ブラックハットSEOは一時的な効果を得る可能性がありますが、長期的にはペナルティリスクを高めます。

さらに、検索エンジンのアルゴリズムへの不対応、モバイル最適化不足、ページのロード速度の遅さ、セキュリティの問題などもSEOを阻害するリスクとなります。これらのリスクを避けるためには、SEOの最新トレンドを常に把握し、サイトのユーザビリティとセキュリティを確保することが大切です。

コストの確認

SEO対策には様々なコストが伴います。まず、専門的な知識を持つ人材の採用や研修が必要です。コンテンツの制作費用、Webサイトの構造やパフォーマンスを最適化するための技術導入コストがかかります。

社内で専門家育成に取り組むよりもアウトソーシングで補う方がコストを抑えられる場合があります。社内リソースに限りがある場合にアウトソーシングは有効な選択肢といえます。

万能ではないという認識

SEOはWebマーケティングを成功させるための重要な手段ですが、依存するのはリスキーです。SEOは時間がかかり、検索エンジンのアルゴリズムの変更によって予測不能な影響を受ける可能性もあります。

また、SEOはあくまで「見つけられやすさ」を最適化する取り組みです。ユーザーがサイトに訪れた後の行動(購入、登録など)に直接影響を与えるものではありません。SEO対策と並行して、ソーシャルメディアマーケティングやコンテンツマーケティング、有料広告などを活用しましょう。

SEOと合わせて使用する戦略や手段

 

•    MEO
•    コンテンツマーケティング
•    ソーシャルメディアマーケティング
•    PPC(Pay-Per-Click)広告
•    Eメールマーケティング
•    リンクビルディング

MEO

MEO(Map Engine Optimization)は地図検索エンジンで上位表示を目指す最適化手法です。具体的には、Googleマップなどの地図サービスにビジネスの情報を正確に登録し、ユーザーレビューを管理するなどの活動を指します。

MEOは地元の顧客をターゲットにするビジネスにとって特に重要です。地元のインターネットマップに自社/店舗が表示される可能性が高まります。

マップ上のビジネス情報が常に最新で正確であることを確認し、ユーザーレビューに対して適切に対応していきましょう。また、地図サービス以外のローカルSEO※8戦略と組み合わせることで、より大きな効果を得ることが可能です。

※8 ローカルSEOは特定の地域に焦点を当てたSEOです。地域名や地域に関連するキーワードで検索された際に検索結果の上位に表示されることを目指します。

コンテンツマーケティング

コンテンツマーケティングはターゲットオーディエンスにソリューション情報を提供し、信頼と関係を築くための戦略です。専門的なブログ記事、ハウツーガイド、ホワイトペーパー、インフォグラフィックなどでユーザーの問題解決をサポートします。

高品質なコンテンツは検索エンジンによって評価され、SEOに役立ちます。コンテンツは長期的視点で一貫性をもって作成し、逐次更新していきましょう。

ソーシャルメディアマーケティング

ソーシャルメディアマーケティングはブランドの認知度を高め、コミュニティを形成し、直接的なWebサイトへのトラフィックを増加させるための強力な手段です。

各SNSプラットフォームは独自のユーザーベースとエンゲージメントの形式を持っており、それぞれで異なるマーケティング戦略が必要になります。例えば、Instagramはビジュアル重視のコンテンツが求められ、LinkedInはプロフェッショナルな情報共有が主となります。

ソーシャルメディアからのリンクはSEOにも寄与し、検索エンジンのランキングを向上させる可能性があります。適切にSNSを利用しましょう。

PPC(Pay-Per-Click)広告

PPC広告は特定のキーワードに対する検索結果の上位表示を確保するための手段です。具体的なサービスとして「Google AdWords」や「Bing Ads」などがあります。

PPC広告の最大の利点は広告主がクリックごとに料金を支払うシステムです。見込み客がWebサイトに訪れた場合のみコストが発生します。

PPC広告を最大限に活用するためには、適切なキーワード選択、広告文の作成、ランディングページの最適化など、専門的な知識と経験が求められます。また、PPC広告は短期的な効果をもたらす手段です。長期的な視点でSEO戦略と組み合わせて利用しましょう。

Eメールマーケティング

Eメールマーケティングは既存顧客や見込み客との関係を深め、Webサイトに誘導するための効果的な手段です。定期的に配信されるメールマガジンなどで顧客の関心を維持し、新製品やサービス、特別なオファーなどの情報を提供します。

Eメールマーケティングでは顧客の行動やニーズを理解し、それに基づいてパーソナライズされたメッセージを作成します。また、メールの開封率やクリック率などの指標を追跡し、戦略を調整することも大切です。

一方で、Eメールマーケティングはスパムメールとの境界が曖昧です。送信するメールの内容や頻度、送信先の選定などには注意を払いましょう。

リンクビルディング

リンクビルディングは他のWebサイトから自社のWebサイトへのバックリンクを増やすことで、検索エンジンのランキングを向上させる戦略です。バックリンクは検索エンジンがWebサイトの信頼性を評価する上で重要なポイントとなります。

リンクビルディングは繊細なプロセスであり、質の低いリンクや不適切なリンクビルディング戦略は逆にペナルティを与えられる可能性もあります。信頼性と関連性を重視した魅力的コンテンツ制作に注力し、フェアなリンクビルディングに努めましょう。

まとめ

SEOはWebマーケティングを成功させる上で非常に重要なソリューションです。インターネットにおいて企業の知名度を向上させ、リードの獲得のチャンスを創出します。

本記事ではSEOの概要や評価基準、導入プロセス、対策のポイントについて詳しく解説しました。皆様がSEO対策を導入する際にお役に立てる情報となれば幸いです。

電通B2Bイニシアティブでは企業のSEO対策を強力にサポートいたします。既存サイトの評価からキーワードリサーチ、SEOパフォーマンスのモニタリングまでお任せください。

PROFILE

B2B Compass編集部

B2Bのビジネス課題を解決に導く、コンパス(羅針盤)となるような情報をお届けします。