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【完全攻略】インサイドセールス立ち上げを成功させる3つのステップとコツ

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インサイドセールスとは、従来のフィールドセールスとは異なり、電話やメール、ウェブ会議などを通じてリモートで行う営業活動のことを指します。コスト効率の向上やリードの迅速なフォローアップなど、多くの利点があり、近年のデジタル化の進展とともに、インサイドセールスの重要性はますます高まっています。

しかし、成功するインサイドセールスチームを立ち上げるためには、事前の準備が欠かせません。本記事では、インサイドセールスの立ち上げにおける具体的なステップと、その成功のためのポイントについて詳しく解説します。

立ち上げ失敗を防ぐために、事前に押さえておくべきポイント

インサイドセールスの立ち上げを成功させるためには、事前に押さえておくべき重要なポイントがいくつか存在します。

・周囲の担当者、関係部署に協力を仰いでおく

・初期は「スモールスタート」を意識する

・営業統括者(決裁者)も入れて進行する

周囲の担当者、関係部署に協力を仰いでおく

まず、周囲の担当者や関係部署との協力体制をしっかりと築くことが大切です。特にマーケティング部門やカスタマーサポート部門など、セールス活動に直接関与する部署との連携は不可欠です。これにより、情報の共有や迅速な対応が可能となり、スムーズな運用が期待できます。

初期は「スモールスタート」を意識する

次に、初期段階では「スモールスタート」を意識することが重要です。大規模なプロジェクトとして一気に進めるのではなく、まずは小規模な範囲でテスト運用を行い、そこで得られたデータやフィードバックを基に改善を重ねていく方法が効果的です。これにより、リスクを最小限に抑えながら、確実な成果を上げることができます。

営業統括者(決裁者)も入れて進行する

さらに、営業統括者(決裁者)を含めて進行することも欠かせません。決裁者がプロジェクトに積極的に関与することで、迅速な意思決定が可能となり、予算やリソースの配分もスムーズに行えます。また、統括者がプロジェクトの進捗や成果を直接監視することで、全体の方向性を見失わずに進めることができるでしょう。

具体的なアクションプランを策定し、各ステークホルダーとの連携を強化することで、確実に目標を達成するための基盤を築くことができます。

インサイドセールス立ち上げステップ1:導入目的を整理する

img2インサイドセールスの立ち上げにおいて最初に取り組むべきステップは、導入目的を整理することです。まず、現状の営業課題を明確にし、それに基づいて「何のためにインサイドセールスチームを立ち上げるのか」という目的を明確化します。この目的が曖昧なままでは、効果的な戦略を立てることが困難になるでしょう。

具体的にはデマンドジェネレーション~セールスの活動を整理し、それらの全体最適の目線で、インサイドセールスの役割を定義することが重要です。これによって、各戦略が相互に支援し合い、全体の成功に貢献することができます。

合わせて、インサイドセールスで訴求する商材やサービスを決定します。これにより、チームの活動範囲が具体的になり、効果的なマーケティング戦略を立てやすくなるでしょう。目的とサービスが決まったら、インサイドセールスチームの具体的な役割を固めていきます。たとえば、どの顧客層にアプローチするのか、どのようなメッセージを伝えるのか、といった要素です。

また、この段階でKPIも策定しておくことが重要です。KPIを設定することで、チームのパフォーマンスを客観的に評価し、改善点を見つけやすくなります。これにより、目指すべきパフォーマンスが明確化され、チーム全体が同じ目標に向かって努力できる環境を整えることができます。

インサイドセールス立ち上げステップ2:担当者アサイン&教育

img3目的と役割が明確化した段階で、次に必要なのはインサイドセールスチームの担当者をアサインすることです。適切な担当者を選定する際には、その人物が持つスキルセットや経験が重要な要素となります。特に、セールスプロセスや顧客対応に長けた人材を優先的にアサインすることが望ましいです。また、アサインする人数も重要です。インサイドセールスは初期段階ではスモールスタートを意識し、少人数から始めることでリスクを最小限に抑えつつ、チームのパフォーマンスを逐次検証・最適化していくことができます。

次に、アサインされた担当者には適切な教育を施す必要があります。MAやSFA、CRMなどのツールを活用しながら、定期的なトレーニングやワークショップを通じて、担当者のスキルアップを図りましょう。

さらに、教育の一環として、実際の業務シナリオを用いたシミュレーションやロールプレイングも有効です。これにより、担当者は現実に即した状況下での対応力を養うことができます。また、教育の進捗状況や効果を定期的に評価し、必要に応じてカリキュラムを調整することも忘れてはなりません。

最後に、インサイドセールスチームの担当者に対する教育は一度きりではなく、継続的に行うことが求められます。顧客のニーズや市場環境は常に変化しているため、担当者もそれに対応できる柔軟性と適応力を持つ必要があります。定期的なフィードバックを通じて、担当者の成長をサポートし、チーム全体のパフォーマンスを向上させることが、インサイドセールスの成功に繋がるでしょう。

インサイドセールス立ち上げステップ3:シナリオ設計する

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人員が整った後は、いよいよインサイドセールスの運用設計段階に進みます。このステップでは、まずアプローチ対象を明確にすることが重要です。具体的には、どの顧客層や市場セグメントをターゲットにするかを決定し、それに基づいて展開する情報やメッセージを策定します。ここでの決定は、後の営業活動の効果に大きく影響するため、慎重かつ戦略的に行う必要があります

合わせて、具体的な業務フローを設計しましょう。たとえば、顧客との最初の接触からフォローアップまでのプロセスを詳細に描き出し、それに基づいてスクリプトやテンプレートを作成します。

この段階で、どの情報をどのタイミングで提供するか、どのようなトーンやメッセージでコミュニケーションを行うかといったルールを明確にしておくことで、営業活動が一貫性を持ち、効果的に進行することが可能となります。

外注も検討しながら、インサイドセールスの立ち上げを成功させよう

インサイドセールスの立ち上げは、企業の成長を加速させるために重要なステップです。成功させるためには、上記の3つのステップとコツを押さえることが不可欠です。

さらに、インサイドセールスの立ち上げを成功させるためには、外注も一つの選択肢となります。専門的な知識と経験を持つ外部のプロフェッショナルに依頼することで、スピーディーかつ効率的にプロジェクトを進めることができます。

お伝えした3つのステップとコツを実践することで、インサイドセールスの立ち上げは確実に成功へと導かれるでしょう。目的を明確にし、適切なツールを導入し、チームを育成することで、持続可能な成長を実現できます。外部の力を借りることも視野に入れながら、自社に最適な戦略を見つけてください。

 

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